優秀な専属執事と優しいお嬢様
零人がいつも使っている肩掛けバッグをテーブルに置いて中からチケットのようなものを取り出しながらそれをテーブルに置いた。
「結城がこの前迷惑かけたからそのおわびに今チケット関連の仕事をしているから内緒で私と柚香様だけ優先してミュージカルのだそうです。
たしかフェアリーフレイズとかいう劇団の演劇でレストフレーバーとかいうかなり入手困難なチケットなのでよかったら一緒に行きましょう」
初めてのデートに行くのでこれから帰らないで行くことにしたので今はまだ2時だがドレスコートは守らないといけないので服を買った。
このデートを軽く考えていたけどまさか零人がまだ柚香に秘密にしていた過去があったなんてこの時はまだ知らなかった柚香だった。
中に入りキャストを見た零人の目が変わったことに柚香は気がつかなったがまさか彼が最もトラウマになった出来事を思い出させていた。
「始まる前で悪いんですが私は少し気分が悪くて少し外の空気を吸ってきますから柚香様飲み物は紅茶でよろしかったでしょうか?」
彼はフラフラとしていていつもなら二人で行くのに珍しいくらいにしか思っていなかったけどまさか理由があったなんて知らなかった。


< 60 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop