優秀な専属執事と優しいお嬢様

零人は目を閉じていて何もきかないフリをしながら柚香と席を立とうとすると星羅は彼を見てニコリと笑いながら言い出した。
「見ないうちにいい男になったのは彼女に見合う男になるために努力していたからだって今はっきりわかったけど番号もメアドも変わってないよ。
それじゃあ零人私はこれから他の役者たちと出掛けることにしたからもう行くけどばれたら大変なんだからこのことは内緒にしとくわね」
手を振って去っていく彼女を見送り二人は歩いていくと右手にはさっきから繋がれた手がいつもより嬉しく感じる柚香だった。
だけど零人は昔彼女に酷く傷つけられたことがあるといっていたけど一体何があったかききたいけど今は何もきくべきではないかもしれない。