優秀な専属執事と優しいお嬢様

ファーストキスと零人の本音

零人が黙って手をひいて歩いていくと人通りの少ない公園がありバッグからハンカチをひき柚香を座らせると自分もベンチに座った。
「星羅は私の父を殺したも同然で私の両親は事故にあった日あの事故をおこしたのは実は彼女の両親が車でひき逃げしたからなんでしたからなんです。
私は致命傷を負っていてかなり危険な状態でしたが奇跡的に助かり私はその事件以来あの家族が計画的な犯行をしたと後から知りました」
そのことを知り保護者やそれに関与した全員逮捕されたが星羅の両親は国会議員で証拠不十分として釈放されたことを後で知った。
「私や私の両親が一体何をしたっていうのか……何で少し意見してその些細なことで私は転校して身を隠して生活を余儀なくされました。
もし山中さんが私を拾ってくれなければ今も身を隠して生活していたかもしれないと思うと今も旦那様や柚香様に感謝してもしきれません」
零人は頬に手を添えてそっとキスをしながら抱きしめる力をだんだん強くしていきながらしばらく抱き合って過ごしていてそっと離れた。


< 64 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop