優秀な専属執事と優しいお嬢様
しかしある朝突然零人は何も言わないで姿を消していてしばらく呆然としていると急に柚香の父は置かれていた手紙を差し出していた。
「彼は少しの間やりたいことがあるといっておまえと距離を置いてまで何か目的があるとしか私には思えないが信じて待つんだ。
おまえには零人以外の執事なんてつけるつもりはないからしばらくは休学という形をとらせてもらうが一応君も探してみてくれ」
手紙には“すみません柚香お嬢様あなたにこの手紙が渡る頃には私はきっと屋敷を出ているかもしれませんが時間がないんです。
私の恩師が実はもう今年で引退をするらしく私に何度も勧誘をされていましたがいつか強行手段をとるかもしれないので執事を辞めました。
私が柚香様を愛している以上あなたは私だけのお嬢様だからこそあなたを守りたくて私にはこういう方法しか取れないことを許してください。
柚香様私はあなたに出会えて恋の喜びも幸せもすべてもらえて私にとってあなたは光だったと思う以上柚香様に迷惑はかけられません。
公演までは距離を置かせてほしいと思うのは私の決意が柚香お嬢様に会えば決意が揺らぐことが目に見えているからで執事失格ですみません。
春山零人より”彼の部屋には大きなクマのぬいぐるみにバースデーソングが付いていて中にはシルバーのネックレスが入っていた。



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