優秀な専属執事と優しいお嬢様
二人は愛し合っていたがそのことがばれないまま二人は駆け落ちして行くことを決意して二人は明け方に屋敷を出ていった。
それから2年後零人が産まれて以来二人は息子を守るために毎日力を合わせていき二人にとって零人は何よりの宝物なのかもしれない。
二人が星川家に仕事をもらって以来何事もなく時間が過ぎていたがまさか父親が誘拐犯扱いをしている人がいるなんて知らなかった。
「私の両親はあなたが知っているように誰よりも堅実な人達ですから私を守るために祖父からばれないように名字を変えていました。
それが今使っている春山で私は今まで皆川という姓であることは山中さん以外に誰にも口外しないことを約束してあの家に執事になりました」
それからしばらくは執事として住み込みで働くことが決まりいつも柚香と遊ぶようになり芽生えていく恋心には不安感も募っていった。
両親の許されない恋を身近に見てきていたぶん初めての恋に不安も半面この人のもっと側にいって守りたいというふうに願っていた。
今までにない感情は両親が母の家の人間によって仕組まれていたあの事故から何年たっても消えないままでそれから中学を卒業後柚香を見た。


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