1407号室においで



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目を開いたら、見慣れた俺の部屋だった。



寝汗をぐっしょりかいてるし、頭痛いし、なんか体全体重いし、きっと嫌な夢でも見たんだろう。周りが明るいのは朝だからだろうか。



ぼんやりそう思っていると、視界に春日兄が入ってきた。





「大丈夫か朔夜!!!???どこか悪いとこはないか!!!??」





春日兄の凄い剣幕に、ぼんやりしていた頭が働き出した。





「あれ‥‥‥俺、家帰ろうとして‥‥、それから‥‥‥‥‥それから??」





どうも記憶が曖昧だ。変な外人の悪夢と、俺の成し遂げた一人下校という快挙の記憶が無理やりくっつけられている気がする。





「可哀想に‥‥‥‥っ!!!現実逃避し始めるなんて‥‥‥‥っ!!!!」



「ごめんな朔夜。お兄ちゃん達がついていながら‥‥‥‥っ!!!」





考えてたことが口から出ていたらしい。



どういうことか、傍らにいた景兄と凪兄が泣き出した。





「まぁ、貞操だけは守れたじゃないですか」



「「「ふざけんな」」」





何故かいる真崎の聞き捨てならない言葉に、兄らの大合唱で突っ込みが入った。



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