1407号室においで
「‥‥‥母さん」
「ごめんなさいね。あの証明書は、本当に遊びで作ったのに、こんなことになるなんて。‥‥‥いや、そもそもそんな趣味の悪い遊びをやらなければ、朔夜がこんなに苦しまずに済んだのにね」
「‥‥‥‥もういい。今さらどうなるってわけじゃねーし」
そういうと、母さんは切なそうな顔つきで、俺の顔を見つめた。
「‥‥‥いつの間にか、こんなにおっきくなったんだねぇ」
なにを今更、と言いかけると、母さんがいきなり抱きしめてきた。
「ちょ‥‥っ!!??母さ――」
「‥‥‥‥女の子って、成長早いっていうけど、あんた早すぎじゃない??」
なんとなく切なそうな声で、母さんは続けた。