1407号室においで
てか視線が痛すぎる‥‥‥。
「あの、さ??えーと、れ、レイ??」
「レイちゃん」
「レイモンドくんさ。」
可愛い顔でほだそうったってそうはいかねぇ。
なんか「なんでー!!??」ってうるさいけど、用件だけ伝えることにする。
「薔薇はありがたいんだけど、これから学校行くからさ、ちょっと今はいらないかなーみたいな??」
相手は大企業の御曹司だから、わりと俺の毒舌が出ないように注意した。
俺としてはなかなかのかわしかただったと内心ほくそ笑んでいた。ら。
「そっか!!!そうだね!!!じゃああとで部屋まで届けにいくね!!!」
――――め ん ど っ!!!!
こいつが大変面倒くさい奴だとわかった。
いや、昨日からなんとなく分かってはいたが、今確定した。
ので、それなりの態度をとろうと思う。
「ふざけんな。暗に要らねぇっつってんのがわかんねぇのかガイジン」
正直、昨日からのストレスでイライラしている。
それをどうか、分かって欲しい。