1407号室においで
――――――in 学校
「‥‥‥おい」
「ん??なにかい??」
「いやいや、おかしいだろ」
「ダカラなにがだい??」
「今久々に某スポーツ飲料思い出したわ。――じゃなくてな」
「早く言いなヨ。照れ屋なんだからサクヤは☆」
「なんでお前学校来てんだよ、レイモンド」
さっきからまわりからの視線が鬱陶しい。
女子がヒソヒソしながらこっちをチラチラ見るし、男子は遠巻きに、話しかけようか機会を伺っているようだ。
全く落ち着かない。俺の普通の生活は、学校にも残されてはいなかった。
「サクヤと半日も離れるなんてイヤだからネ♪」
「ふざけんな。俺の束縛まみれのささやかな普段の生活返せ。非日常なんかいらねぇんだよ」