好きだから。
私はすぐ目を逸らし、机の上をじっと見つめた。







昼休み







「姫香、和馬たちと食べようよ。」


「え。」





私は百合を見つめた。






それだけはやめて。





「決まり。屋上行くよ。」


「え――――――。」


「えーじゃない。ほら。」






百合は私の腕を引っ張った。








私は仕方なく立ち上がった。







はぁ‥もうどうにでもなれ。







食べたら速攻退散しよう。




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