好きだから。
青海仁は私を真っ直ぐ見つめた。






私はすぐに目を逸らした。







「おい。雄太って誰だよ。」


「っ‥あんたには関係ないでしょ‥。」







違う。






こんなこと言うつもりないのに‥。







「とにかく入るぞ。」


「ちょっ‥!」






青海仁は中に入り真っ先にキッチンへ向かった。







手には買い物袋を持っていた。







私も青海仁の後を追った。








「何しに来たわけ?」







どうして冷たくしちゃうんだろ。
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