好きだから。
―――――――――‥


私は青海仁の家にいた。






私はリビングに正座していた。








私の隣には青海仁。








目の前には私のお父さんと青海仁の母親。









「‥姫香‥。」


「お父さんが私を捨てたことは恨んでないから。」







私は真っ直ぐお父さんを見た。







お父さんは一瞬驚いた顔をし、俯いた。






「あんた仁の彼女だったとはねぇ。」






青海仁の母親は煙草を吸いながら言った。







私は青海仁の母親を見た。
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