好きだから。
翌日



「姫香おはよ‥ってどうしたの?」


「おはよ。」


「顔イってるよ?」


「…。」






誰かさんのせいで眠れなかったのよ。







私は席につき突っ伏した。





「姫香仁と何かあった?」





私はむくっと起き上がり百合を見た。






「何かあったんだ?」


「っ‥何も?」





強がってみせるけど百合はクスクス笑う。





「何があったの?」


「あいつに聞けばいいでしょ!」


「や~っぱりあったんだ。」


「…。」





私は目を泳がせた。
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