好きだから。
「っ!」




見上げると青海仁は私を真っ直ぐ見つめていた。







嘘。








告られる?






「お前目ヤニついてんぞ?」


「なっ!」





私は目頭を押さえた。





「ついてないじゃない!」


「お前って騙されやすい?」


「っ‥。」





私はキッと睨んでやった。









「そういうとこは純粋なんだな。」







クスッと笑う青海仁。
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