カンボジアのコト
人なつこい
エンドーの人懐っこさは、ホテルに戻ってからも発揮された。
エンドーと、ハーマンに送り届けてもらった時、あきらかに、日本人らしい大学生の団体がいた。
私は、部屋の鍵をもらい、そそくさと部屋に戻ろうとした。
「じゃあ、おやすみー。」
と、エレベータを呼ぶボタンを押して手を振ったら、
いきなり、エンドーが団体に向かっていった。
「みなさーん!彼女はエリカと言います。仲良くしてください。」
大学生の団体は、驚いた顔。
私だって驚いた顔、
エンドーに
「うるっさぃ!」
と蹴りを入れて、ちょうど開いたエレベータに飛び乗った。
エレベータが閉まる時、蹴られた所に手をあてて笑いながら、
「明日も夕食は一緒ですよー。」と声が追ってきた。
その後、エンドーやハーマンはどうしたかは、知らない。
が、私はそれからプノンペンに滞在中、大学生の団体に、顔を会わさぬよう、
細心の注意をはらった。
運悪く、大学生の一部は、私と同じフロアにいたのだ。
エンドーと、ハーマンに送り届けてもらった時、あきらかに、日本人らしい大学生の団体がいた。
私は、部屋の鍵をもらい、そそくさと部屋に戻ろうとした。
「じゃあ、おやすみー。」
と、エレベータを呼ぶボタンを押して手を振ったら、
いきなり、エンドーが団体に向かっていった。
「みなさーん!彼女はエリカと言います。仲良くしてください。」
大学生の団体は、驚いた顔。
私だって驚いた顔、
エンドーに
「うるっさぃ!」
と蹴りを入れて、ちょうど開いたエレベータに飛び乗った。
エレベータが閉まる時、蹴られた所に手をあてて笑いながら、
「明日も夕食は一緒ですよー。」と声が追ってきた。
その後、エンドーやハーマンはどうしたかは、知らない。
が、私はそれからプノンペンに滞在中、大学生の団体に、顔を会わさぬよう、
細心の注意をはらった。
運悪く、大学生の一部は、私と同じフロアにいたのだ。