カンボジアのコト

線路

さてさて、本編に戻って、車はどんどん進みます。快適です。
目的の建物へ到着の10分だか20分前に、線路を1つわたった。
「へーカンボジアにも線路があったんだ。」
と、失礼をぶっこいた。
さらに、私は、草ぼうぼうだったので、私は過去の遺物だと解釈していた。
「電車ありますよ。今も通ってます。」
ハーマンが返事した。
「今も!?」
失礼極まりないが、だいぶ衝撃です。
「えぇ?そうです。」
ハーマンは不思議そうな顔をする。
私は大興奮した。
「電車待ってたら来る?カンボジアの電車見たい!!」
ハーマンは不思議そうな顔のまま
「今日ですか?今日は電車の無い日ですよ。」
と、答えた。私の顔がどんどん不思議な顔になる。
「…電車に無い日があるの!?」
今度は、ハーマンが驚いた。
「日本は毎日電車が走るんですか!?」
「毎日っていうか…毎時間っていうか…毎分っていうか…。」
お互いにどこからツッコミを入れて良いのか分からなかった。
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