復讐クラブ
依頼者はやっぱり同じぐらいの年だった

依頼者が話しているのを部長は
ただ黙って聞いていた


そして依頼者が話し終えると
部長がようやく口を開いた
「つまり、
今まで3人で仲良しだったのに
ある日突然、自分だけを置いて行くように
なったんですね?」

アッサリと部長が言うと依頼者は
小さく頷いた

あんなに長い話を簡単に
短くまとめるなんてスゴっ・・・!


「で・・・その2人のうちの1人が
きっと提案したんです!」

「その1人に同じ思いをあじあわせたい!
・・・・ということですね?」

「はい! そうですっ!
お願いしますっ!」

へぇ・・・
こんなふうにやってってるんだ・・・


「はい。 分かりました。
では、後日また来てください。」

「分かりました!
お願いしますっ!」

その依頼者は深くお辞儀をして
走って帰っていった


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