復讐クラブ
「帰るか!」

あたしは神谷に手を引かれた

手、繋いじゃった・・・


そのまま
しばらく歩いていたけど何を話したのかよく分からなかった


「じゃあな・・・・・・結衣」

下の名前で!?

なんかドキドキしてるよ・・・

「う、うん」

俯いて言うと繋いでた手が離れて神谷は背を向けて歩き出していた



「翔太! バイバイっ!!」

あたしは神谷を下の名前で思いっきり読んでいた


何やってんの、あたしっ!
恥ずっ!!


すると神谷、改め翔太は笑顔で
「じゃあなっ!」

手を振り返してくれた



あたしってこんな大胆だったっけ?


ふと
さっきまで繋がれてた手を見るとドキドキした



< 43 / 73 >

この作品をシェア

pagetop