復讐クラブ
「・・・真希」

手すりに寄りかかった真希がいた

どこか遠くを見ていてあたしのほうを
見ないまま話し始めた


「今日は変なこと言ってゴメン・・・」

「ううん、気にしてない」

・・・・・・・


沈黙が続き、次に口を開いたのは
真希だった

「結衣ってあたしの事どう思う?」

「どうって・・・?」

「・・・・友達とか、親友とか
 それ以上か・・・・・・それ以下か・・・・」

あたしは少し考え正直に言った

「真希の事は、大好きだし親友だと思ってる。
 ・・・・・けど
 なんか真希、最近おかしい・・・・
 今の真希も嫌いじゃないけど
 前の真希のほうはもっと好き!!」

それだけ言うと
胸につっかえていた何かがとれたみたいだった

「・・・嫌いじゃ・・・・ない?」

でも真希は
〝嫌いじゃない〟という言葉がっ引っかかってるみたいだった



 
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