復讐クラブ
「やっぱ、無理でしょ?
 いーよ、別に」

そういって真希は
手すりの上に立った

今にも落ちそうなバランスで立っていた

「・・・・っ!!
 やめ・・・」

あたしは
もちろん目の前で人が死ぬのなんて見たことない

・・・どうしよう・・・どうしよう!
どうしよう、どうしよう、どうしよう!!!


ここは4階・・・
命が助かる保証なんてない!!


考えていると頭の中が
ぐちゃぐちゃになってきた・・・

そんなことをしているうちに真希は

「じゃーね・・・」

とだけ言って
前に体重をかけた・・・!


「・・・・!!」





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