私の中の子供達
「さてと、とっておき蔵出しニューフェイスの御開帳が済んだ所で、俺はお便所にでも行って来るとしよう」
「なんですか、その単語は。昭和なエロスを感じる」
「昭和の男だからいいのだ」
顔に“えー?”を貼り付けたピノ子を横目に、席を立つ俺。
とりあえず喜んでもらえて良かったなぁと、ホッとしながらトイレのドアを開けて便器に座る。
ん?
袋ごと隅っこに置かれていたトイレットペーパーが、いつの間にか竹で編んだ四角いカゴに収納されているではないか。
我が家のトイレもいつの間にやら、ピノ子色に染められてしまった。
快適さと妙なむずがゆさを感じる俺だった。
ピンポーン
不意に呼び鈴が鳴った。
こんな時間に誰だ?
「なんですか、その単語は。昭和なエロスを感じる」
「昭和の男だからいいのだ」
顔に“えー?”を貼り付けたピノ子を横目に、席を立つ俺。
とりあえず喜んでもらえて良かったなぁと、ホッとしながらトイレのドアを開けて便器に座る。
ん?
袋ごと隅っこに置かれていたトイレットペーパーが、いつの間にか竹で編んだ四角いカゴに収納されているではないか。
我が家のトイレもいつの間にやら、ピノ子色に染められてしまった。
快適さと妙なむずがゆさを感じる俺だった。
ピンポーン
不意に呼び鈴が鳴った。
こんな時間に誰だ?