私の中の子供達
ずっとタイミングを図っていたが、この話の流れの勢いを味方に付けて、勝負する事にした。


多分彼女は回りくどい言い方を好まないだろうから、直球勝負で行こう。


えーい、ままよ!と心の中で踏ん切りをつける。行くぞ!!



「平井さんて寂しがり屋でしょ?」


「ぶっ」


江崎さんが俺の間を奪って喋ったので、喉から出かかった言葉が暴発した。



…そしてドンピシャ


ちょっと泣きそうな心を奮い立たせて作戦変更、降って湧いたプランBでいこう。


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