私の中の子供達
9 その後の日常
それから、すっかりご機嫌モードのまま寝た俺の朝の目覚めはスッキリしたもので、目覚まし時計のスヌーズ機能を使わずにベッドから脱出できた程だ。
新聞片手にインスタントの味噌汁。トン、と置いたお椀の湯気の向こうには、カラシの効いた納豆ご飯が待っていた。
「朝はこれだよなあ」
清々しくご飯を食し、歯磨きを終えた俺はベランダに出て、靴下をひったくる。
「さむっ」
凛と透き通る様な寒さ。地面にうっすらと霜が降りている。冬支度を済ませた街路樹が暖かそうに、ひっそりと佇んでいた。
新聞片手にインスタントの味噌汁。トン、と置いたお椀の湯気の向こうには、カラシの効いた納豆ご飯が待っていた。
「朝はこれだよなあ」
清々しくご飯を食し、歯磨きを終えた俺はベランダに出て、靴下をひったくる。
「さむっ」
凛と透き通る様な寒さ。地面にうっすらと霜が降りている。冬支度を済ませた街路樹が暖かそうに、ひっそりと佇んでいた。