♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》
妙に緊張してきた。
二人っきりの空間で、どうやって過ごしたらいいのかわからない。
それに、あたしたちもう友達じゃないし。
彼氏の部屋に来てるんだよ。
妙な雰囲気にならないためには、ひたすら話し続けるしかない…
あたしは必死に話題を探す。
「牧村」
「…何?」
「もっと、こっち来たら?」
『もっと』って…
今でも十分近いよ。
手を伸ばせば、普通に届く距離じゃん。
瀬戸内は余裕の笑顔で、あたしを見下ろす。
断るのも悪いし…
あたしは、一ミリだけ瀬戸内の側に移動した。
二人っきりの空間で、どうやって過ごしたらいいのかわからない。
それに、あたしたちもう友達じゃないし。
彼氏の部屋に来てるんだよ。
妙な雰囲気にならないためには、ひたすら話し続けるしかない…
あたしは必死に話題を探す。
「牧村」
「…何?」
「もっと、こっち来たら?」
『もっと』って…
今でも十分近いよ。
手を伸ばせば、普通に届く距離じゃん。
瀬戸内は余裕の笑顔で、あたしを見下ろす。
断るのも悪いし…
あたしは、一ミリだけ瀬戸内の側に移動した。