♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》
「なに警戒してんの…?」

そんなあたしを見て、瀬戸内はふっと笑った。



「うわっ…」

瀬戸内の手が、あたしの肩に回される。

あたしは、突然の出来事に固まってしまった。



「心配すんな」

瀬戸内が、どういう意味で言ってるのかわかんない。

瀬戸内の目力に、あたしは無言でうなずいた。
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