♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》
もう逃げ場がない。

瀬戸内はさらに顔を近づけて、あたしをのぞきこむ。



「もっとリラックスしたら…?」

動揺を抑えて、軽くうなずく。

瀬戸内の唇が、あたしに降りてくる。



彼の鋭い視線に、身動きがとれない。

あたしは、ぎこちなく目を閉じた。
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