♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》
「いいね、それ」

ノリで軽く答えて、ふと首をかしげるあたし。

あたし、スクール水着以外にちゃんとした水着持ってたっけ?

てか、健太の前で水着になるの…?



「みぃちゃん、あんま行きたくない?」

「いや、そんなことないよ」

せっかく盛り上がってるのに、微妙なリアクションはできない…

笑顔で首を振るあたし。



「俺、楽しみにしてるよ」

「うん」

健太は、ベッドに乗せたあたしの手をさりげなく握った。
< 210 / 259 >

この作品をシェア

pagetop