♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》
どうしたらいいかわからなくて、うつむくあたし。
健太と二人きりの空間が、静かになる。
健太は何も言わずに、あたしの手を握っていた。
「昨日は…ごめんね」
沈黙を破って、小さくつぶやくあたし。
健太は、少し困ったように首をかしげた。
「いや、いいんだよ」
そう言って、微笑む健太。
健太は、昔からあたしに怒らない。
あたしは、優しい健太を傷つけてる。
健太の笑顔に、あたしはまたうつむいた。
健太と二人きりの空間が、静かになる。
健太は何も言わずに、あたしの手を握っていた。
「昨日は…ごめんね」
沈黙を破って、小さくつぶやくあたし。
健太は、少し困ったように首をかしげた。
「いや、いいんだよ」
そう言って、微笑む健太。
健太は、昔からあたしに怒らない。
あたしは、優しい健太を傷つけてる。
健太の笑顔に、あたしはまたうつむいた。