♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》
「俺も、乗っていい?」

「…うん」

窮屈そうに腰をかがめてブランコに乗り込む健太。



「久しぶりだね」

「うん」

健太と一緒に乗るのは何年ぶりだろ…

あたしは、向かいに座る健太を見上げる。



「…俺、最低だよね。
みぃちゃんに、あんなこと」

「いや…」

ブランコが微かに揺れる。

あたしはさっきの感触を思い出して、視線を落とした。
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