♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》
大好きな彼
まだ雨は止まない。
一つ傘の下で、手をつないで歩いていく。
制服が肌に張りついて、風が冷たく感じる。
だけど瀬戸内が一緒なら、そんなの気にならない。
見覚えのある景色に、あたしは顔を上げた。
一度だけ来たことがある瀬戸内の家。
あたしの手を引いて、玄関へと続く階段を上がる瀬戸内。
彼が玄関のドアを開ける。
遠慮がちに中に入ると、あたしの後ろで重い扉がバタンと閉まった。
一つ傘の下で、手をつないで歩いていく。
制服が肌に張りついて、風が冷たく感じる。
だけど瀬戸内が一緒なら、そんなの気にならない。
見覚えのある景色に、あたしは顔を上げた。
一度だけ来たことがある瀬戸内の家。
あたしの手を引いて、玄関へと続く階段を上がる瀬戸内。
彼が玄関のドアを開ける。
遠慮がちに中に入ると、あたしの後ろで重い扉がバタンと閉まった。