♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》
「そうだな…
俺んちでも行く?」

「えっ?」

「嫌ならいいけど…」

「そんなんじゃないけど、ご両親に挨拶しないといけないし」

「お前って、意外と堅いな…」

「…んなことないって」

いきなりご両親に会うなんて思ってないし…

いったい、どうしたらいいんだ?

うつむいて歩きながら考える。



「わかった…
瀬戸内の家、行ってみよっか」

このまま、街をさまよってても間が持たない気もするし…

あたしは、首をひねりながらうなずいた。
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