♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》
第二章 初めてのキス
「美月~!ネクタイ結べないんだけど」
「…何やってんの?」
高等部の寮は、めでたく愛菜と相部屋になりました…
入学式の朝から、うちの部屋はにぎやかだ。
「ちょっと貸して…」
鏡の前で叫んでる愛菜に駆け寄るあたし。
高等部の制服は、紺のブレザーにチェックのスカート。
スカートとオソロイのネクタイを、慣れない手つきで結ぼうとしたけど…
「やっぱ人のは難しいわ…」
ぐちゃぐちゃになったネクタイから、諦めて手を離すあたし。
「えー、そんな…」
「あたしだって、そんな器用じゃないし」
自分のネクタイの結び目を確認して、ふと時計を見上げる。
「つーか、時間ヤバイじゃん。
とりあえず、行くよ!」
「…何やってんの?」
高等部の寮は、めでたく愛菜と相部屋になりました…
入学式の朝から、うちの部屋はにぎやかだ。
「ちょっと貸して…」
鏡の前で叫んでる愛菜に駆け寄るあたし。
高等部の制服は、紺のブレザーにチェックのスカート。
スカートとオソロイのネクタイを、慣れない手つきで結ぼうとしたけど…
「やっぱ人のは難しいわ…」
ぐちゃぐちゃになったネクタイから、諦めて手を離すあたし。
「えー、そんな…」
「あたしだって、そんな器用じゃないし」
自分のネクタイの結び目を確認して、ふと時計を見上げる。
「つーか、時間ヤバイじゃん。
とりあえず、行くよ!」