♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》
掲示板の前には、人だかりが出来ている。
その人だかりの中に、ツインテールの萌発見…
「萌ー!」
手を振りながら、萌に駆け寄るあたし。
「おはよ、美月」
涼しげなアイドルスマイルで振り返る萌。
「愛菜のネクタイなんとかしてあげて…」
「うん、やるよ」
器用な細い指が、愛菜のネクタイをサクッと結ぶ。
「ありがと…」
「萌ちゃん、器用だね」
萌にお礼を言おうとした時、聞きなれない可愛い声がした。
萌の斜め後ろに立つ女の子に視線を向ける。
「…ゆ、唯香ちゃん」
あたしは、語尾にクエスチョンマークがつきそうな言い方をしてしまった。
その人だかりの中に、ツインテールの萌発見…
「萌ー!」
手を振りながら、萌に駆け寄るあたし。
「おはよ、美月」
涼しげなアイドルスマイルで振り返る萌。
「愛菜のネクタイなんとかしてあげて…」
「うん、やるよ」
器用な細い指が、愛菜のネクタイをサクッと結ぶ。
「ありがと…」
「萌ちゃん、器用だね」
萌にお礼を言おうとした時、聞きなれない可愛い声がした。
萌の斜め後ろに立つ女の子に視線を向ける。
「…ゆ、唯香ちゃん」
あたしは、語尾にクエスチョンマークがつきそうな言い方をしてしまった。