NUDE〜彼女の心〜

あの時の雰囲気や感じたこと、胸が暖かくなるような想い。


それを表すピッタリくる言葉がなくて書いては消し、書いては消し…。


もどかしさに苛まれ、時間に追われ…。


それでも何とか書き上げ、


「で、できたーっっ!」


歓喜の声が上がったのは〆切り当日の朝方だった…−−。


急いで封筒に詰め、興奮が冷めやらぬまままだ寝てるであろう社長に電話をかけた。


案の定、寝ていた社長はかすれた声で電話に出ると開口一番「何時だと思ってんだっ!」と怒鳴った。


「悪ぃ、悪ぃ…。

でも出来たんだよっ!最高傑作がたった今出来上がった!」


「…??酔ってんのか?樹…。勘弁してくれよ、ったく…」


「違うって!

Naoだよ、Nao!Naoの対談記事ができあがったんだっ!」


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