NUDE〜彼女の心〜

おばちゃんが水を持ってきて。


だけどその顔はもう満面の笑みで。俺たち2人を見てニッコニコしてた。


「カレー?」


「あ、うん。大盛り。それから…」


「サラダ付きね、了解。」


最後まで言い終わらないうちにおばちゃんは奥へ引っ込んだ。


まぁ…そうなんだけど。

サラダ付きの大盛りを頼むつもりだったからいいんだけど…。


何か…そう足早に去られてしまうと手持ち無沙汰になって水をコクッと飲んだ。


それから今更ながらの店内を見回したりして。


あ、砂糖がなくなりかけてるな…なんて、机の上のチェックをしたりして。


「………。」


落ち着かない。


『座れば?』なんて誘っておきながら、黙々とカレー食べてやがるし。


何か話を…と思ったが何から話そうか。


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