NUDE〜彼女の心〜

「ん?」


「だってNaoちゃんは脚光を浴びたいとか、有名になりたいとかってよりもただ単純にモデルとしての仕事が好きだったから。

このまま表舞台から去ることに未練はなくとも、モデルとして生きてたいって気持ちはまだあるんじゃいかなぁ…って思うんですよね。

まぁ…歩けないんだからモデルとしても何もないんだろうけど…」


眉毛を下げてシンミリ、やるせないっす…と呟きながら遠藤は肩を落とした。


だけどそれを聞いてしまった俺はあいつの病室に走るほかなかった。


後ろから「先輩っ!?」て焦り気味の遠藤の声が聞こえてくるが今は無視だ。


あいつにまだ迷いがあるなら。未練があるなら。


諦めちゃダメだ−−−…!



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