NUDE〜彼女の心〜

一体何の話しをしてるんだか、何を言いたいのか俺自身わかんなくなってきて。


だからそれを聞かされてるNaoとそれからエージェントの男はもっとわけわかんないだろうと思いつつも、ここで黙ってしまったらもう終わりだってわかってるから俺は必死に話した。


「わけわかんないんだけど、そのわかんない中でもただ漠然と思ったのは…−−−お前の逃げる姿は見たくねぇんだ…。」


「…−−−−!!」


「前を、前だけを真っ直ぐ見ててくれよっ!

お前は……そうじゃなきゃお前じゃないだろう−−−?」


無茶苦茶ついでに俺の本音ともいえる言葉をぶつけた。


それはもしかしたらあいつを傷つけるかもしれない言葉。

今以上に追いつめるかもしれない言葉を、俺はわざとぶつけた。


だって…上辺を嫌うあいつだから本音でぶつからなきゃ伝わらない。


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