NUDE〜彼女の心〜

「あんたはきっと本気でおんぶだろうと抱っこだろうと人目を気にせずしてくれるんだろうな…って。車イスもずっと押してくれるだろうな…って思えるの。

冗談言ってケンカして…そうやってこれから先をあんたと一緒に過ごせるんだろうなぁ…なんても思うんだ。」


「………。」


「変…でしょ?
自分でもわからないんだけど、何でだかあんだだけは信じれるの。

きっと…あんたのことが好きだからなんだろうね。好きだから本能でそう思うのかも。


あぁ、これが…“愛する”ってことなのかも〜…なんてね、床に転がりながらボンヤリ思ってたの。

そしたらさ、自分に今すっごいことが起きてんだ!って。成長って言うか、前進って言うかさぁっ!?わかる?この感動っっ!?」


わかるような、わからないような…。
でも俺のことをそんな風に想ってくれてることはすっっげぇ嬉しくて。

気が緩むとうっかり泣いてしまいそうだ。


「だからさ…一緒に列んでいたいの。」


「……ん?」


列ぶ…??
どういう意味だ?


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