NUDE〜彼女の心〜

だから、本当は素直は何の気なしに『カレー食べたい』って言っただけかもしれないけど。


でも俺はチャンス!!って思った。


いいとこ見せようとかじゃなくて、役に立てるって。俺にもできることがあるって思った。




「俺、独りが長いから…。
これぐらい朝飯前だ」


だからそんな風に喜んでくれてかなり嬉しいのにちょっと照れた俺はぶっきらぼうに、大したことじゃないって風に言っちゃって。


確かにそれはそうなんだが。
別に嘘は吐いてない。

料理は得意な方だし、カレーは好きだからよく作るし。


だけど何か…そんな風に思って作ったことや、昨日の自分を思い返すと恥ずかしくて…。


いい歳こいて何、熱くなってんだ…と今更ながらに照れた。




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