NUDE〜彼女の心〜
「こんな私…嫁にもらって…どうすんのよ。
いつ歩けるかもわかんない。
自分の身の回りだってろくにできないのに。
厄介者を自ら引き込まなくたっていいじゃない。
さっきも言ったでしょう?
私は…今のままでだって十分幸せなんだよ。
好きな人が出来て。
その人と想いが重なって、彼女になれて。
こんな私に世話やいてくれてさ?
あんたには…本当に感謝してる。
そんなあんたにさ…これ以上の負担、かけたくないんだよ。」
俺の気持ちなんておかまいなしな言いぐさにさすがの俺もキレた。
「お前…!いい加減にしろよっ!!
人のことを何だと…」
「私には何もないっ!」