NUDE〜彼女の心〜

料理も出来る。

洗濯も掃除も…人並み程度だけど出来る。


夢だったライターにもなれたし、それを今も続けられてる。


人生の折り返し地点を目前に、自分の半生を振り返っとみれば何ら問題はない。


むしろ大満足だ。


つまり俺は、独りで生きていくことに特別支障を感じてない。


これから先もきっとそうだろう。


だけどこんな俺の人生の末路は…きっと孤独死だ。


それしか考えらんねぇ。


世話してくれる嫁さんも、面倒みてくれる子供もいやしねぇ。


だからせめて老人ホームに入って余生を静かに送れるぐらいの貯えを残しとかねぇとな…なんて最近まじに考えてる。


そんな自分に驚く反面、呆れてる。


< 4 / 516 >

この作品をシェア

pagetop