NUDE〜彼女の心〜

『私がショーに着て出る服やドレスは私が作ったんじゃない。

デザイナーさんが一生懸命作った服を着て、ランウェイを歩いて多くの人に観てもらうのが私の仕事なだけ』


『私に“すごい”なんて言われるようなことは何ひとつだってないの』


『私のことを仕事仲間だと思えないなら、今すぐマネージャーなんか辞めて!』


−−−−…。
−−−−−…。


「まさかそんなこと言われるなんて…かなりびっくりでした。

だって…何て言うか、当たり前だと思ってましたから。

俺達スタッフがこう…テレビやメディアで活躍する彼らを特別扱いすることが。

して当たり前って思ってましたし、される側もされて当たり前だろうって…」


「………うん。」


俺はそっちの世界に詳しくないけど、何となくだけどそうだろうと勝手にそんなイメージを持ってた。


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