NUDE〜彼女の心〜
「こっちの勝手な都合で一括りにして悪かったなぁ〜って思いました。
当たり前なことなんですけどね。彼女は彼女ですし。
トップモデルをしてようと、例えアイドルだろうと彼女は同じことを言ったように思います。
『私は私なのッ!』って…ね」
ニカッと、人懐っこい笑顔でそう言われたから。素直に「うん…」っなんて頷いてる俺がいた。
まだ会ってもいない彼女のことを、何も知らない彼女のことを俺がわかるわけないのに。
それでもそう思ってしまったのは昔から知ってる遠藤が語る話だからか、彼女の魅力か…。
どっちにしろ、今日の対談はおもしろくなりそうだ…−−−。
「だから今回の対談話を聞いた時、『チャンスだっ!』て思ったんです」
「……チャンス?」