NUDE〜彼女の心〜
3日前の屈辱も今のこのツンツンした態度にも腹が立って、何か言ってやりたいっ!何か報復してやりたいっ!って思ったんだけど。
口から出た言葉はそんな子供みたいなわけのわからないもんで。
嫌味でも何でもなく、ただのいちゃもんだった。
だけど彼女はカチャカチャと動かしていたスプーンを皿に置き、口の中のカレーを飲み込むと続けてバナナジュースを流し込んだ。
それからプハッ!と一息ついてから俺の方にイスを回転させて。
「スーパーモデルだろうとトップモデルだろうと、腹が減りゃ飯食うし、食うもん食ったら出すもんも出すわよっ!」
フンッ!と捨て台詞を吐くと、またカレーに向き直り残りのカレーを食べだした。
そりゃそうなんだが…。
わかってるけど…。
「お前…カレー食いながら出すもん出す話はすんなよ…」