NUDE〜彼女の心〜

「樹さんって有名なライターさんなんだ。今度あのNaoとの対談が決まったんだぜ、すごくない!?」


「えっ!?Naoさんと!?本当にっ!?」


さっきのあの反応はなんだったのか?そして俺は有名じゃないし、対談においてはボツったんだ…と思ったが、ここは黙っていた方が良さそうだ。


「いやいや…俺なんて全然有名じゃないよ。知らないでしょ?俺のこと」


…ね?と、笑ってそう問えば彼女たちは曖昧な笑みを浮かべた。


でもすぐ…。


「だけど、Naoさんがショー以外の仕事を受けるなんてめったにないことだから本当にすごいですよ」


そう言ったのはアイちゃん。


「あ、私も思った。

だってスポンサーのCMにだって出なかったのに対談はOKなんだ〜みたいな」


ポロッと情報を漏らしたことに気付いてない真由美ちゃん。


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