君と星空の中で。
見ているだけで、なんでそんなに言われなきゃなんないんだろ。
あたしは、
ハァー
っとため息ついた。
「あ、あんた!!人の顔見てため息つくなんてっ!!ちゃんと常識持ちなさ」
「もう、分かったから。早くレッスンしなよ」
もうそれ以上は聞きたくないので、お母さんの言葉をわざとさえぎった。
本当に勘弁してほしい。
あたしは何もしてないのに。
あたしは逃げるように、階段をかけ上っていった。