可愛い顔した悪魔Boy【完】



「兄貴には渡さねぇよ」



その言葉が止めをさすかのように、あたしは一瞬にして顔が真っ赤になった。



やばい…頭から湯気がでるかもしれない。



「は、な?」



「えっ、あ、だだだだめ!」



いま見ちゃダメ!



あたしは心でそう叫びながら両手で顔を隠した。



やばいやばいやばい!



心臓破裂するし…
顔がもしかしたらリンゴになるかもしれない…



< 136 / 172 >

この作品をシェア

pagetop