届けっ!あなたに贈る恋の歌



「んー」



突然唸って、あたしの顔を覗きこむ



ち、近いです。


真崎先輩カッコいいから、すぐ顔赤くなっちゃうのに〜



「“真崎先輩”でもいいんだけどー、“潤先輩”の方が俺的には萌えるなぁ。」



「なっ…!////」



こうゆう時の先輩は困る……



あたしを必要以上にドキドキさせるから。




それにっ!



こんなカッコいい人に上目使いで頼まれてみな!?



ぜーったい断れないから……




「潤先輩…ほら、言ってみ?」

「じゅ……」


「じゅ……?」



かあぁあぁ//////



無理っ!恥ずかしすぎる!



「真崎先輩の意地悪っ!」



あたしはそう真崎先輩に言い残して、家までの道のりを走って帰った。



『誰のおかげで意地悪になってんだと思ってんだよ……っ…』


そんな真崎先輩の声は走ってるあたしには届かなかった



あたしの何気ない行動や一言が真崎先輩を傷つけてたなんて知らずに……









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