近すぎて、遠すぎて。

言ってることが分からない、そういうような顔をするれおん。



「俺と心はずっと一緒なんだよ。アルバムだって俺と心が写ってる写真が1ページめからあるくらい。心と俺はもう家族みたいなもんなんだよ。」



れおんは、また真剣に話しを聞いている。



「そんなやつに、好きだって言えるか…?関係を崩せるか?」



「………怖い。崩せねぇよ。…でも、絶対何も言わないで時間が過ぎてく方が嫌だ。」



れおんの意見は正しい。
でも、



「根性無しなんだよ、俺。この関係崩すならこのまま、『家族』って関係を続ける方がいいって思うんだよ。心がいる生活はあたりまえなんだよ。だから……」

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