近すぎて、遠すぎて。
「ほんと、誰だよっ!」
れおんは笑う。でも、俺は笑えない。
「どうした?海斗」
裕は何も言わない俺の顔を見ながら言った。
「いやっ、大切にしなきゃなってさ…!」
家に帰って、ベットにダイビング。
裕は心が好き…?
正解は分からない。
でも、なぜか確信に近かった。
裕は優しいから、何も言わずただ気持ち隠してたんだろ?
今までにいた彼女は…?
本気じゃなかった、って事になるよな。裕に限って…。
でも、俺は裕じゃないから分からない。